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2015年9月26日

2014年北海道ツーリング備忘録

各種スポットの感想等はそういうサイトのほうが写真入りでよりリッチに解説されているでしょうから、感じた事やら行かないと分らない事等をまとめておきます。もう今年のシーズンは終わりかけていますが、2015-2016年のシーズンにでも誰かが参考にしてくれたらなと。

長くなりますが情報量多めで参ります。(2015/09一部追記)

  • プランニング
    結論:事前に何も決めず、天気をスマホでチェック、晴れてる方向へ。限度は1日300km〜400km。バイクを選べるなら400cc以上で荷物が積めるとラク。
    バイクで行くとなると、公共交通機関を使う北海道へのIN/OUT以外はプランニングしてもあまり意味がありません。自然や風景を楽しむ北海道ツーリングでは結局のところ天気次第で行動が決まってきますので(悪天候の景勝地ほど残念なものはないです)、当日朝にタブレットPC等でGPV気象予報を見てざっくりどの方向に行くかを決めて取り敢えず走り出す事になります。
    途中休憩を取る際に諸々観光地を調べたりする訳ですが、スマートフォンは使えるエリアが限られてきますので、紙のガイドブックを持参したほうが良いです。
    信号が少なく流れの速い北海道では下道60km/h、高速100km/hでほぼ正確な走行時間が算出できます。是非はともかくとして、実際には下道80〜100km/h、高速120-140km/hで流れています。最近の非力な250ccだと高速は風にも後続にも煽られて本当にシンドいです。よって250ccなら1日300km、大型ツアラー等でも1日350〜400kmくらいが限度だと思います。

    私が乗っているFZ1 Fazerは「ぼくのかんがえた、さいきょうのほっかいどうつーりんぐましん」のつもりだったんですが、全然そんな事はなくケツが痛いわ手は痺れるわ荷物は積めないわ(荷掛けフックすら付かない)で微妙すぎました。もしバイクを選べるなら、林道やダートを走らないという前提ならFJR1300や1400GTRを代表とした「正統派」のツアラーバイクにしたでしょうね。林道に行くならテネレとかR1200GSとか、その辺でしょう。

    で、1日のざっくりプランニングの最後は宿泊場所をどう決めるかって話になるわけですがそれは次に。

  • 宿泊をどうするか
    結論:ホテルなら当日朝の時点でネット予約、空きがなければとほ宿。キャンプ連泊は疲れる。節約するならライハ(但し楽しいかどうかは運次第)。
    どうしても観光したいスポットの近辺にはキャンプ等でアプローチすることになります。前にも書きましたがツーリングプランは天候次第なので、ホテルを旅行前に予約してしまうと悪天候でもその近辺に行かざるを得なくなり、大変残念な思いをすることになります。

    体力次第だと思いますが、キャンプで1泊したら翌日はホテルorとほ宿、節約するならライハという感じで組み立てると無理がないかなと思います。

    そもそも、一人の飛び込みでホテルが取れるエリアは限られていて、夏の繁忙期では室蘭、留萌、根室、日高、富良野辺りで泊まるにはライハかとほ宿以外ありません。ビジホだらけの札幌はともかく、旭川や北見、釧路辺りの観光地に近い辺りでも思い切り足元を見られた金額になりますので、充電等でどうしてもホテル泊にしたいなら安い部屋に空きのある朝イチで楽天なりじゃらんなりで予約したほうが良いでしょう。
    広間に雑魚寝のライハは他の客次第な部分があります。人付き合いがちょっと面倒な時は避けたほうが無難です(私はあまり気にしませんが)。

  • 持って行って良かった道具
    テント...小川テント ミルフォード23:2-3人用のテントで仕舞寸法の小さいものを選びました。同スペックは同じく小川のステイシー、ダンロップのR227、モンベルのムーンライト3型辺りです。全ての荷物をテント内に入れてもシュラフが余裕で設置できるので防犯上好ましく、利便性は言うまでもありません。
    来年行くとしたら、設営が簡単で小型軽量なもの(ケシュアとか)に替えるかもしれません。走って疲れてるのに設営が面倒なのは良くないです。

    シュラフ...ロゴス ウルトラコンパクトシュラフ・6:快適温度+6度のシュラフです。コレも仕舞寸法優先で、暑い道央にも寒い道北にも対応できました。

    椅子...ヘリノックス グランドチェア:仕舞寸法が小さく、ローテーブルと相性抜群。

    銀マット...メーカー不明780円:インフレータブルのモノだと仕舞寸法が小さく軽量ですが、最長で6日はテント泊の可能性ありという事で耐久性を重視。

    携帯ラジオ:テントを設営したまま周辺を散策する際、近寄ったら音が聞こえる程度に鳴らしておくと微妙に防犯効果があります。お隣がいる時は挨拶して顔を覚えて貰いましょう。

    ランタン...ジェントスEX-757MS:まあコレもテッパンですね。

    ヘッドライト...ジェントスGTR-931H:40lmありゃトイレには十分。ヘッドライトがあればナニを触った手でランタンを持たなくて良くなります。

    テーブル...鹿番長のアレ:そのままググれば出てきます。テッパン。テーブルというか地面以外の平面が無いとキャンプの際に不便です。

    合成セーム皮...洗車用の奴:テント撤収時、結露を拭き取る為に使います。コレの有無で撤収速度がだいぶ変わってきます。保管する際は完全に乾かしてはいけません。濡れた状態で密封保管しないと、ガビガビになって使えなくなります。

    サンダル...クロックスの偽物:偽物でOKです。壊れたら捨ててきましょう。キャンプ場や船内でとても活躍します。推奨はしませんがこの手のサンダルならバイクの運転もできますし、虫のいるキャンプ場では靴下を履いたまま過ごしたいもので。ビーサンでは靴下と併用できないので注意が必要です。

    PC...ASUS Vivotab note 8:所謂8インチWindowsタブレットです。MicroUSBで充電でき軽量で安価で旅行向き。最悪ブチ壊れても軽く泣く程度で済みます。スマホでは見られないGPV天気予報を見るのにも使えます。

    USBバッテリ...Anker Astro3:12,000mAhのもので、携帯とGoPro、SENA、タブレットPCの充電が余裕で出来ます。バッテリ自体への充電はバイクのUSB電源からじっくり行うか、ホテル等で。

    レインウェア...ゴアテックスのやつ:安くて染みてくるレインウェアは使い物になりません。特に着替えの限られている北海道ツーリングでは、衣類が濡れる事は徹底して防がないといけません。

    iPhoneと防水マウント:バイクのUSB電源から常時給電してナビに利用します。音声はBTインカム(SENA)に送ってやるのが必須になります。画面なんて見てる余裕も無いですし、そもそも逆光だと見ることすらできません。

    ナビアプリ...アイシンAW NAVIelite:トヨタ純正ナビをそのまま移植したようなモノで、圏外でも使えます。かなり投資して様々アプリを試しましたが、コレが今のところ個人的ベストチョイスです。精度も案内も最新の自動車専用ナビとそれほど遜色ありません。ただ、オートリルートする際に一度設定したルートに拘る傾向があります。そうなったら手動で再検索してやればOKです。

    自転車用チェーンロック:バイクを降りた後、ヘルメットをバイクに固定するために使います。サイドバッグを付けるとメットロックが使えなくなる事がありますので、その対策ですね。メットを盗られるとレッカー以外に方法がなくなります。

    ライジャケ...3シーズン(防寒インナー付きの冬寄り設計):後述。

    グローブ...夏用メッシュと雨用を1双ずつ:後述。

    ブーツ...メッシュブーツとレインカバー:テッパン。

    ヘルメット...フルフェイスorシステム:後述。

    雑巾、または洗車クロス:バイクの写真を撮りたいなら。

    シートバッグ...タナックス MFK-102:テッパン。弱点があるとすれば利用者が多すぎてフェリー等で荷物を下ろすと他の人と混ざる。

    サイドバッグ...車両に合ったもの:FZ1ならタナックスのMFK-187がジャストフィット。

    タンクバッグ...タナックスMFK-001:これもテッパンすぎて説明不要でしょう。どんだけタナックス好きなんだよ!貴重品はここに。

    出張用洗濯洗剤:洗濯前提なら荷物がだいぶ減ります。コインランドリーはホテル等で。

    出張用シャンプー&ボディソープ:キャンプするなら必須。シャワールームで利用。

    長袖Tシャツ:肌寒い時に何かと重宝。1枚あれば十分。

    長袖機能性下着:RSタイチやらコミネやらが出しているバイク用の長袖。ライジャケがベタベタしなくなり、上に着ているTシャツやポロシャツが長持ち(洗わず2日くらいは着れる?個人差あり。)します。

    ユニクロのステテコ風なパンツ:ズボンがベタベタしなくなり快適。

    ライター...ウィンドミルAWL-10:道北は風が強くタバコを吸うにも一苦労。アウトドア用のライターが必須。しかしこのライターは安物補充ガスを使うとすぐ詰まります。長期滞在を予定しているならコンビニターボライターで代用可。



  • 要らなかった道具
    焚き火台:時間があったら雰囲気だけ楽しもうと焚き火台(笑's B6君)を持っていきましたが、疲れ果ててキャンプ場に辿り着いた後、更に汗だくでテント設営をやっているので使う気になりませんでした。

    調理道具:調理をする道具や調味料は結局使いませんでした。いっぱい走ってすぐにでも休みたいのに、そこから調理なんてやってられません。セイコマでホットシェフの弁当を買いましょう。これも北海道の味です。大きめなキャンプ場を選べばレンタルもありますし、朝のコーヒーは自販機かセイコマで。

    秋冬向けの服:後述。そこまで寒くないです。フリースとか要らない。

    リュックサック、ボディバッグ:長距離だと肩が終わりますしウェアの通気も妨げます。ダメ、絶対。

    非常用食料:セイコマへGO。よほどの山奥に行くなら話は別。

    常備薬:持病の薬、処方薬等は別として、その他常備薬は必要になったらツルハドラッグへGO。

    予備燃料タンク:ホクレンSSがいくらでもあるので、入れられるときに入れる、を順守。タンクが小さいバイクなら話は別。

  • 服装とライディングギア
    結論:ライジャケは3シーズン+防寒インナー、あとは夏服と予備の長袖Tシャツ。余裕があればバイク用機能性下着。手持ちは3日分で現地洗濯。
    この辺りは初めて北海道ツーリングをする人達がとても気にする所ですね。2ch等でもスレッドが荒れる原因になったりしているようです(笑)
    極端な例ですが、朝にを稚内を出てオホーツク海沿いを南下すると、稚内(18度)→紋別(28度)→網走(31度)→斜里(30度)→ウトロ(29度)→知床峠→羅臼(17度)→標津(13度)という風に気温が変わります。なので「このウェアで行け!」という指示が難しいわけです。
    で、ライジャケは3シーズン用で冬寄りのモノ(コミネ JK-553)を着ていきました。付属している冬用インナーも圧縮袋に入れて持参し、北海道全域で非常に快適でした。ただし・・・今回は帰路に太平洋フェリーを利用したため仙台から東京まで自走したのですが、25度くらいが快適なウェアで真夏の東北→関東を走るのは言うまでもなく地獄です。アスファルトの上は気温が40度を超えてきますからね。ここは今後の課題です。

    ライジャケの下はポロシャツとRSタイチかどっかの長袖インナーを3セット、寒い日用にロンTと光電子タイツを2セット持っていきました。基本、洗濯できる所に宿泊して毎日洗濯します。下着含め1日分ごとに小分けし旅行用の圧縮袋に入れておくと、パッキングサイズが小さくなり防水効果も見込めるのでオススメです。

    寒すぎるケースを想定してフリースの上下を持って行きましたが、これは使いませんでした。ロンT2枚を重ねれば十分です。冬用の防寒タイツも仕舞寸法が小さく役に立ちますが、若干寝苦しいです。

    ヘルメットはショーエイのNEOTECで、若干重く価格も高い方になりますが気温は低くとも日差しの強い北海道ではインナーバイザーに何度も助けられました。暑くなったらシールドだけなくチンガードからガバっと開けてしまえば大変涼しく走ることができます。シールドの付いていないヘルメットは4-5分に1度は顔面に虫の直撃を受けることになりますし、長期のツーリングではヘルメットの形に日焼けしますのでお勧めできません。

    ヘルメットのシールドは半日で気になる程度には虫が張り付きますので、専用のクリーニング剤は持っていった方がいいです。道内でこの手の用品を調達するのは難しい(大きなバイク用品店は札幌にしかない)ので、道外から持参しましょう。頻繁に拭くので堅い布はシールドに磨き傷が入ります。大きめなマイクロファイバー製メガネ拭きがあるととても活躍します。

    グローブは手に時間を掛けて手に合ったものを選んで持って行くと良いでしょう。私はRSタイチのメッシュグローブと、雨の日用に2りんかんブランドのネオプレンゴム製グローブを持っていきました。手が濡れるのを気にせず雨の日でもメッシュグローブで走る方も居られますが、北海道で雨に降られると深刻なレベルで寒くなる上に気温も上がらないので室内でも翌朝までに乾かず、とってもクサいグローブで憂鬱なツーリングになる恐れがあります。雨用を分けて用意したほうが無難です。

    シューズは足に合うモノならなんでもいいと思いますが、防水性だけはケアしたほうが良いでしょう。ただ、防水性だけが高く通気性の悪いものは非常にクサくなります。対策として毎日靴下を使い捨てにするツワモノも居ますが、グランズレメディか何かを靴にぶちまけて使ったほうがエコですかね。


  • その他
    道南、道央はその気になればLCC+レンタカーで安価に1泊旅行できます。そういう旅行のできない道北、道東に絞って行動すると後悔しないです。
    市街地の入口では速度制限が掛かります。当然取締もやってますので、街が見えてきたら減速しましょう。
    道北では速度よりも追越の取締がメイン(道民Sさん談)とのことで、中央線がオレンジになったら危険回避以外の追越、すり抜けは避けましょう。広大な北海道らしく双眼鏡で見張っているとのことです。居ないと思ってラフな運転をすると、いつの間にか白バイが背後に張り付いてたり。
    左側を走っていると無茶な追越をする四輪が居ますので、堂々と車線の真ん中を走って安全なところで抜かせましょう。
    レンタカーには日本人が乗っているとは限らないと思ったほうがいいです。アジア圏の運転スタイルのまま乗っている外国人が居て大変危険です。
    ホクレンフラッグは取り扱いのないGSがあります。ホクレンのサイトで確認してから行きましょう。1回の給油で2本まで買えます。
    都市部と違い日曜休みのGSが多いです。入れられるときに入れるのが鉄則です。
    最終日に宅配便で荷物をごっそり自宅に送るとバイクが軽くて幸せになります。
    同じフェリー会社でも船舶によって設備が変わります。食事が出来ない便もあるので、カップラーメンくらいは持っていったほうが良いです。
    セイコマのホットシェフは美味しいですが、その他の食べ物は普通(人によっては平均以下という評価)です。
    メシは地元の人に店を教えて貰ったほうが無難です。大変残念ながら観光客向けの地雷店も少なからずあります。市場で海鮮丼をビルドするアレも「同じ金額でもっと美味いの2回食える」と教えて貰えたりします。
    早朝と夕方以降は野生動物が路上に出てきます。バイクで鹿に衝突したら良くて大怪我、ヘタしたら命に関わりますので、そういう時間帯は移動しないようにしましょう。
    バイクの写真も撮りたいなら雑巾を一枚持って行くといいです。虫で汚れますが洗車する場所なんてありません。キャンプ場で雑巾使って拭き上げましょう。
    札幌以外でアツい夜を過ごしたいなら北見か帯広(道民Sさん談)だそうです。詳しくは知りません。

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このページは、sakura2kが2015年9月26日 10:45に書いた記事です。

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