« Electribeは悪魔の機械 | ホーム | mysqlハマりメモ »
2008年5月19日
MBPサーマルグリス塗りなおし
35万円のアルミの湯たんぽ、もといMacbook Proがやたら熱をもつという問題で、今まで冷却台に載せる等して対策を施してきたものの、どれもイマイチ。そもそも平均温度が高すぎるのが問題で、ファンが回っても温度が下がらないのはきっちり放熱ができてないからでは、と予想してみました。
で、調べてみるとサーマルグリス(シリコングリス)の塗りすぎ問題ってのがあるらしいです。
というわけで速攻で分解。
あー、むっちゃ塗りすぎかと言われるとそれほどでもないけど、確かにちょっと層が厚すぎるようで。
薄いプラ板(使用済みテレカ的なもの)で伸ばしながら、少しでも触れたら地金が出るくらいの厚さで塗布。塗布するのはダイの上だけで、ヒートシンクは磨くだけ磨いて何も塗らずに固定します。あとは垂直にヒートシンクと接触させ、それなりの圧力で固定すればおk。少しでもズラしたらやりなおしです。
30本くらいのビスを着脱して得た効果ですが、落ち着いているときの温度が55度→40度程度になりました。高負荷時の温度は75度前後で、これはもうクーラーの熱容量が小さいのでほとんど変わりません。80度を超えると爆音モードになりますが、その一歩手前で頑張れるようになったので判りやすい成果は出てくれましたが。
シリコングリスも結局は熱抵抗なので、薄くできるなら極力そうしたほうがいい訳です。精度の高いガラス(例えば顕微鏡に使うスライドガラスとカバーガラス)を乾燥した状態で貼り合わせると吸着する現象を小中学校の理科でやったのを覚えている人も居ると思いますが、理想は完璧に平面研磨されたシンクとダイを完全に密着させて熱伝導率を限りなく上げることなのです。とはいえ、そんなものを安く量産なんてできるはずもないので、一番の熱抵抗になる空気を排してグリスで埋めてしまうというのがシリコングリスの役割です。シリコングリスで表面の凹凸を吸収できれば十分なので、薄く塗るのが鉄則な訳です。かといって薄すぎても危ないので、こればかりは多くの焼け焦げたCPUを観察して経験値を上げるしかないと思います。シリコングリスをごってごてに塗ってAthlonを焼き飛ばしたお客さんを見ていた身としては、ある意味懐かしさを感じました。(厚さ2mmくらい塗って、シンクの固定も甘かったので無理もないですね)
工場で量産するとなると粘着シールになったグリスを使わないと無理なんで、どうしても塗布面がぶ厚くなってしまうんです。仕方ないですね、こればっかりは。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://blog.unnamed.jp/cms/mt-tb.fcgi/603
Macってバラしていいんですか…なんとなく自作の余地なさそうな世界の品は開けるの怖そう。
熱がっつり落ちましたね。さすがパーツ系経験者。
ところで35万て、高っ!(汗
>ほしの氏
うちのMacでバラされてないものは1台もないんだぜ。Macのノートは、はめ込みが多い上にネジも多いのでいつも大変。