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2005年7月17日

いわゆるオカルト燃費改善グッズで儲けてる本人

広告だらけのサイトを運営して、その素晴らしさを微量の電波と共に伝えている某所で、ついに「じゃあクチだけじゃなくて実際に目の前で実証してみろや」というOFFが開催される(この記事を投稿した数時間後だが)らしい。日程はそこの管理人さんの都合でいいですよ、と言うと、なんとAM3:00に浜松集合しましょうと提案。


m9(^Д^)プギャー
笑いすぎて腹がよじれそうです!もうなんていうか 必 死 な だ (藁

#↑電波系な人に絡まれたくないので ime.st 経由でのリンクにしてあります。

ガソリン価格が上がっているだけに、こういうグッズに手を伸ばしてしまう人も居るかも知れない。私に他人の購買行動を止める権利は無いが、是非中学校あたりの理科の教科書と、高校の物理の教科書を引っ張り出して少し目を通して欲しい。その後で、上記サイトで管理人氏が発している電波を目の当たりにすれば買う気も失せるであろう。

それでも理解できないって?

それでも理解できない人は、小学校の算数の教科書を引っ張り出してもらいたい。
ここに1リットルのガソリンで10km走れる車があるとする。つまり10km/Lだ。ハイオクガソリンが1リットル120円として、1km走るために必要な金額は

1kmあたり 120 ÷ 10 = 12 (円)  必要

である。そこで、燃費改善グッズを装着する。ここでは、仮に装着したことにより(あり得ないが)ガソリン1リットルあたりの走行可能距離が0.5km伸びたとする。つまり燃費は10.5km/Lになった、という訳だ。よって1km走るのに必要な金額は

1kmあたり 120 ÷ 10.5 = 11.42857 (円)  必要

となる。で、1km走るたびにどれだけ得をしているか考えよう。 

1kmあたり 12 - 11.42857 = 0.57143 (円) オトク

である。例えば所謂「放射線系グッズ」を組み合わせていくつか買って40000円使ったとしよう。40,000円を回収するのに必要な距離は、

40000 ÷ 0.57143 = 69999.825 (km)  で投資分を回収

である。つまり7万kmに限りなく近い距離を走って、その走行中、常に、どんな走行条件であっても0.5km/L燃費が向上しないと元が取れない。渋滞の中だろうと、悪路を走ろうと、フル乗車だろうと、冬季の暖機中で濃いめの燃料噴射であろうと、『常に』である。少しでもその効果が薄れれば、回収までの距離はどんどん伸びていく。それでも環境負荷が減るならいい、という向きは、この改善グッズの原料になっているアルミを作るのにどれだけCO2が出るかを知っておいた方がいい。太陽電池パネルだって、今の効率じゃ製造に要したCO2を回収しきれてないんだから。
それでも理解できない人は、幼稚園からやり直すのは如何でしょうか。もしくは生まれてこなかったコトにして土に還るという選択肢もアリです。もちろん、他人に迷惑が掛からない方法でね!

さて、このレベルの計算なら義務教育を終えていれば誰でも出来るだろうが、何故プロ用途(メーターや自動ドア以外、一般車と大差無い個人タクシーとか)での装着例を見ないんだろうねぇ。車がボロボロになるまで10万km以上走る訳だし、十分コストも回収できるよね?効果があるなら。

書きたかったのは実は以下な訳だ。

興味本位で個タクの運転手に「燃費改善グッズとか使ってないの?」と聞いてみた。答えは、
「普通に考えたら・・・ねぇ。出た当初は試した同業者も居たけど・・・。お客さん文系かい?(笑)」
まあ、そういうことである。

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コメント(1)

同感ですな。
実は、先週、ガソリン価格が急上昇したときに1円差を求めて車を走らせ、電卓(というか、Windowsのcalc)をはじき倒して達した結論。

「150円/lになるまでは放置でいいや」

燃費グッズなんて、さらにそういうもので。
これ買うくらいなら、渋滞避けて、低速で運転して、アイドリングストップしますな。

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この記事について

このページは、sakura2kが2005年7月17日 00:54に書いた記事です。

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