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2005年6月14日

環境にやさしい、だけ?

電池で8駆、最速370キロ 横浜でエコカー展示イベント

DiscoveryChannel で CM が流れている慶応大学の「エリーカ」だが、慶応のセンセーが「ポルシェより凄い加速感を安全に」という事を言っていた。ポルシェの 0-160km/h 加速が9.6秒(9.2?)で、エリーカはそれを6秒でやってのけ、しかも安全という話だった。安全というのはトルクの出かたがフラット、つまりガソリンエンジンのように秒間の回転数によってトルクが変動するのではなく、モーターなので低回転数からいきなり100%のトルクを発揮して、それが限界の回転数まで持続するということを言いたいのかな?(推測、15秒のCMにしてはよく作り込んであるがいかんせん情報不足)路面状態にもよるが、例えば雨降って低μな路面で、現行プリウスのアクセルを停止状態から床まで一気に踏み付けるとなかなか楽しいことに(笑) 鉄道の世界でも空転の制御に頭を悩ませているように、モーターってのはトルクの出かたが極端なので扱いが難しいような気がしている。もし安全なのだとしたら、それは電気自動車ならではの利点と云う訳ではなく、制御のファームを書いたエンジニアのおかげだろう。動力を8輪に分散させているだけに、さぞかし同調制御が大変だったのではないかと思う。
じゃあそのセンセーがそんな事ばっか言ってたのかというと、そうではない。「エコカーだから性能は犠牲にしていい、なんてことはない」「できるだけ人間の欲を抑えないで環境に貢献できたらいい」というような事を言っていた。言うだけなら誰でも出来るが、それを実現しただけでもこのセンセーは偉い。
そのようなアプローチは最近のハイブリッドカーでもよく見られるところで、ターボくっつけて余計に燃料燃やしてパワーを得るんじゃなく、モーターでアシストすることでクリーンに性能をアップしよう、というもの。
例えばハリアーハイブリッド馬鹿みたいな高性能エンジンを積んだSUVプレミアム志向のSUVが売れるなか、いいアプローチではないかと思う。いろんなアワードの受賞式に所謂セレブな人達がプリウスで会場に乗り付けるのがcoolだというアメリカ人にはうってつけかも。2t近い巨体を7.8秒で100km/hまで加速するパワーの持ち主なのに燃費は17.8km/Lと優秀。大馬力エンジンでは欧州各社には到底及ばないし、それなら電気でというのがいかにも日本人的発想である。

話をエリーカに戻すが、あのデザイン(フロントが若干奇抜過ぎるところがあるが)はなかなか良いのではないだろうか。一目みて真っ先に思い浮かんだのがこれ。往年のフランス車を踏襲したようなデザインで、最近になって回帰した例もあるが、このラインがまた非常に合理的であり美しいわけで。研究プロジェクトなのでエリーカが市販されることは無いだろうが、このデザインは是非ともこのままで行ってほしいものである。

単に環境にやさしいだけではなく、今後は「環境を守りつつ生活の質は落とさない」というのがテーマになっていくんだろうな。

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